ワーク・ライフバランスの先に進もう!

生き方・働き方

■結論:仕事と家庭から、働き方の二項モデル、そしてライフデザインへ。

目次

  1. 「仕事か家庭」「仕事と家庭」の次は・・・。 
  2. 働き方の二項モデル (Dual Model of Working)
  3. ケアワークの重要性
  4. これからの課題:個別に戦略を練る機会を。
  5. 参考:『キャリアを超えて ワーキング心理学 -働くことへの心理学的アプローチ-』

「仕事か家庭」「仕事と家庭」の次は・・・。 

 わたしが学生の頃には、まだ「仕事か家庭か」論争が残っていました。たとえば、女性は結婚したら家庭に入るべきかがディスカッションの話題になっていたように記憶しています。あの頃は「仕事と家庭」のバランス(ワーク・ライフバランス)が特に強調されていました。

その後、現在のように生き方・働き方の多様性が広く認められるようになると、両者のバランスを目指すという枠組みでは、収まらないケースが増えてきています。バランスを取る生き方・働き方というのは難しいですよね。

今回は、「家庭と仕事」の先のお話です。

働き方の二項モデル (Dual Model of Working)

 どこが新しいのかというと、「仕事と家庭」の枠組みを「マーケットワーク」と「ケアワーク」に置き換えているところです。

・マーケットワーク:「有償」の仕事と、教育機関での準備。

・ケアワーク:「無償」の仕事。他者への貢献を伴う社会的活動。

ケアワークの重要性

 ケアワークは「経済生産性とは根本的に異なる目的をもった仕事」といわれ、人間の発達と人間社会には不可欠な位置を占めるものです。

 あらゆる人がケアの提供者であり、ケアの受け手と考えると、ケアワークはすべての人々に関わる問題です。

こうした背景から考えると、個人はマーケットワークとケアワークの間で折り合いをつける能力を身につけて、適応する戦略を見出すことが求められるようになります。

どちらかというと、これまでの家庭と仕事の区別は、家庭や職場という場所に規定されていましたが、それを働いている内容でみようという提案です。テレワークが一般化してきたこれからの生き方・働き方にピッタリだと思いませんか。

これからの課題:個別に戦略を練る機会を。

 しかしながら、マーケットワークとケアワークの間で、一貫性を持たせながら自分らしく生きる戦略を個人ひとりで練り上げるのは難しいものです。

わたしは、微力ながらライフデザイン・カウンセリングで個別に戦略を練る機会を提供していきたいと考えています。

参考:『キャリアを超えて ワーキング心理学 -働くことへの心理学的アプローチ-』

 編 者:D.L. ブルスティン
 監訳者:渡辺三枝子
 発 行:白桃書房、2018年

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